ふたばの特徴は、共生型通所介護事業所の認定を受けていることと、地域との強いつながりを持っていることです。
2015年に生活介護事業所として開所し、2019年からは介護保険対象者の利用もできる共生型通所介護施設となりました。
さまざまな障害や個性の利用者が安心して活動できる居場所として、多世代にわたる利用者が通っています。
「地域食堂ふたば」や「まんが館ふたば」は、東村山市社会福祉協議会との連携から始まりました。
目的がなくてもいるだけでOKという場が欲しい、地域の居場所としてふらっと気軽に来られる場を、という要望からスタートし、ふたばを地域に緩やかに開放する活動として取り組んでいます。
東村山福祉ネットワーク(事務局を担い、会議の場所を提供)や東村山市精神保健福祉検討会、福祉のつどい実行委員会を通じて、地域とつながることで活動の輪が広がっています。
ふたばは、3つの支援方針を掲げています。障害がある人が、親亡き後も地域で暮らし続けるという目標を叶えるためのものです。
1.「心の成長につながる生活介護」:役割を担うこと、人の役に立つこと、仲間とつながる体験をする中で、心を育て、地域で生活できる人間力を育てます。
2.「健康づくり」:自立歩行のできる人は外に出て、屋外に出るのが苦手な人は施設内で身体を動かしています。
全体で行なう室内レクリエーションに風船バレーや体操を取り入れているほか、看護師による健康管理や、委託の医師による月に2回の往診もあります。
3.「工賃の出る生活介護」:利用者には作業で得た収入を工賃規定に基づいて支払っています。
単にお金を得るだけでなく、仕事を通して社会とつながることや、役割を感じることで「心の成長」にも結びつくと考え、開所以来継続してきた取り組みです。